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人はなぜプロセスに価値を感じるのか?


100%オレンジジュースはオレンジを絞ったら、できあがる。至極当然のことであるが、100%オレンジジュースという響きだけでは、価値を存分に感じないことがある。

オレンジが絞られてできたという当たり前のプロセスを考えることなく、ただそこにあるオレンジジュースがあるという事実だけを受け取る。

例えば、このオレンジジュースは10個のオレンジを絞ってできあがったものであるという事実があったとしても、その事実を知らないとただの100%オレンジジュースという言葉だけの価値しか感じない。

オレンジを絞っている様子や、できあがったオレンジジュースに使用したオレンジの殻を10個並べるという、プロセスを訴求することで、「あ、このオレンジジュースは10個もオレンジ使ってできたんだぁー」と感じ、急に贅沢なものであると感じてしまう傾向にある。

完成物だけでなく、完成に至るプロセスやストーリーをアピールすることで、より価値を感じさせる演出ができるのである。

同じものでも、使っている原材料や作っている人などのプロセスで差別化を図ることで、消費者の心をくすぐるアピールポイントとなる。

結果がすべてである、ということはもちろんそうだが、その結果に至るプロセスの中での創意工夫や、他とは違う独自の切り口で作り上げたなどの要因があれば、結果に伴う付加価値としてプロセスをアピールして、より価値を感じてもらうこともよいかと思う。

価値は手間ひまかけた時間や希少性が源泉となっている。例えば、「100年間付け足してできあがった秘伝のたれを使用しています!」や、「南アフリカにしか生えていない○○植物の繊維で丹念に作られたサンダルです!」という具合に。

普段、何気なく買い物をしている中で、気づかないうちにプロセス訴求の商品を買っているかもしれない。商品を買う前に、なんで買おうと思ったのか?という点を意識することで、新しい気付きが得られるかもしれない。

2013/07/13 | ブログ

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